作業例(図A–Dを参照)
作業例の図は構成図のページにあります。
ノズルと材料の距離は、加工する素材(金属、プラスチックなど)と加工方法に合わせて調整してください。
それぞれの用途に最適な温度は、実際にテストをして確かめてください。
風量と温度に関して必ずテストを行ってください。テストは低いパワーレベルで離れた場所から始め、様子を見ながら距離とパワーレベルを調整してください。
どの材料を使用するのか、熱風がどのような影響を与えるかがわからない場合には、目につきにくい場所で影響の有無をテストしてみてください。
作業例はすべて、アクセサリーを使用せずに作業することができます。ただし、提案されているアクセサリーを使用すると、カンタンに作業できるようになり、仕上がり精度も著しく向上します。
本ホットエアガンには、Boschでアクセサリーとして提供されているすべてのノズルを使用することができます。
- ノズル交換時に注意してください!熱い状態のノズルに触れないでください。ホットエアガンの熱を冷まし、ノズルを交換する時は保護手袋を着用してください。熱い状態のノズルに触るとやけどするおそれがあります。
収縮加工(図Aを参照)
リフレクターノズル(12)(アクセサリー)を取り付けます。部材に合わせて熱収縮チューブ(14)(アクセサリー)の直径を選択します。熱収縮チューブが部材にぴったり収まるまでムラなく加熱します。
塗装のはく離/接着剤の軟化(図Bを参照)
フラットノズル(10)(アクセサリー)を取り付けます。温風で塗装を軟らかくし、きれいなへらで均一に取り除きます。塗装をあまり長く温めると、塗装が焼け、かえって取り除きにくくなります。
ほとんどの接着剤は温めると軟らかくなり、接着ボンドをはがせるようになったり、余分な接着剤を取り除くことができるようになります。
水道管の解氷(図Cを参照)
- 温め作業を開始する前に、対象が水道管であるかをしっかり確認してください。水道管はガス管と同じに見える場合があります。ガス管は絶対に温めないでください。
アングルノズル(11)(アクセサリー)を取り付けます。凍結している部分を端から中央に向けて温めます。
水道管をつないでいるプラスチック管を損傷しないように気を付けながら温めてください。
はんだ付け(図Dを参照)
リダクションノズル(13)(アクセサリー)を取り付けます。
溶剤付きでないはんだを使う時は、はんだ付けグリースやペーストをはんだ付け箇所に塗布します。はんだ付け箇所を温め、はんだを当てます。はんだは材料の温度で溶け出します。
はんだ付け箇所が冷めたら溶剤を取り除きます。